現役女子高生たちが勇気をもって提案
高校生が企業へ商品提案をする。それがどれほど緊張し、勇気のいることか…
そのためにどれほどの時間を使い、準備をしてきたか…
思い切りプレーができる下着やアンダーシャツを開発したい。その想いからたどり着いたのは≪更衣室≫でした。
野球用品メーカー フィールドフォースの会長と社長の心をも動かした素晴らしいプレゼンを経て、ついにその想いが形になりました。
軟式女子野球部と共同開発
今回共同開発をさせていただいたのは中京大学附属中京高等学校の軟式女子野球部のみなさんです。
ここ数年、高校女子硬式野球は春の全国大会決勝戦は東京ドーム、夏の決勝戦は甲子園で行われ、メディアに取り上げられることも多くなってきました。
女子硬式野球部を持つ高校も激増し2023年の夏の大会にはなんと58チームが出場しています(現時点では地区予選はなく全チームが全国大会へ出場)
そんな中、中京高校は数少ない女子の”軟式”野球部として活動しているのです。
女子野球の環境を良くしたい
高校野球プレゼンテーション大会(通称「オンライン甲子園」)で掲げた『女子野球革命宣言』の一つとして商品開発に取り組み始めました。
きっかけは同部活の土井監督からフィールドフォースの社員:小林に届いた一通のメールからでした。
まずは 1. 2. について、女子選手向けのスライディングパンツを開発した経緯(詳細はこちら)、その時の苦労や問題点の解決策などを、オンラインミーティングで直接お話させていただきました。
そして、ここから共同開発が始まります。
まずは、現在の女子野球環境における問題点、悩み、不満、改善点、こんなものがあったらいいのにな。というアイデアを現役女子高生の選手たちからリストアップしてもらったのです。
身に付けるものの悩みが多数
リストをもとに打ち合わせを進めていくと
●練習道具や用具には男女の差はあまりない
●下着やアンダーシャツの悩みが多い
●髪が長い選手特有の問題点がある
というポイントが見えてきました。
【今回着目した最重要課題】
下着が肌に擦れてかぶれる。汗をかいた状態が長く脇ズレや肌荒れがおきる。
【解決策は?】
体に合うサイズや素材の下着やアンダーシャツを探す。クリームやベビーパウダーでケアする。こまめに着替える。
【なぜ解決できない?】
野球場、グラウンドでは女子選手がこまめに着替える環境がない。
それならその環境を変えよう
『いつでもどこでも着替えられる環境づくり』
それこそが女子野球発展のための小さな…でもカギとなる1歩になると信じて…
まずはテント型のサンプルを数パターン自社工場で製作して利便性や使用感を確認。
女子選手自身が日々の練習や遠征に持ち運べることを想定します。
収納時の重量や、組み立ての効率など、どのようなものを求めているのか…
フィールドフォースの本社ビルまで足を運び、直接商品プレゼンをした佐藤さん、長江さんは、吉村社長にもしっかりと自分たちの言葉で求めるこだわりを語りました。
○複数人同時に使用したい
○荷物を置く床面がほしい
○床面に荷物を置くことで飛ばなくなる
○天井に雨が溜まらないような構造にしたい
○中には着替えなどをかけるフックがほしい
○簡単に組み立て/収納/持ち運びをしたい
大人を前に堂々と
フィールドフォースの社訓は『プレーヤーの真の力になる』です。
今回は女子プレーヤーの真の力になる商品かどうか?
会長・社長・企画開発課員・女性社員、これだけの大人を前にし、高校3年間女子野球にかけた想い、コロナ禍の影響を硬式よりも長く受けた女子軟式野球界の想い、プレーだけではなく女子野球発展のための活動をした想いを語りました。
そしてその熱意が、、、野球用品メーカーを本気にさせたのです。
女子プレーヤーの真の力になるために…
完成した商品は
【簡易更衣室テント】
(複数人同時使用可能)
組み立て・収納も短時間で可能!
(女子選手2人でも楽々)
床面・天井もこだわりを採用
(雨天時の使用も問題なし)
着替えにも救護にも万能
(更衣室として、救護テントとして)
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